■はてしない物語
鼻くそを食べるオヤジを見た。
いやね、天神に遊びに出た帰りの地下鉄で、 酔っ払ったオヤジが夢うつつに凄い勢いで 鼻くそをほじっては指を舐め、ほじっては指を舐め、 鼻をぐしぐしやっては指を舐め舐めしてたんですよ。
もうなんか腹をすかせたチンパンジーが 蟻塚に枝を差し込んでシロアリを食べるがごとくですね、 マシーンのように鼻くそ食べてましたよ。 お前は鼻くそ食いロボットだ!オズマオズマオズマ(エコー)
気持ち悪かったんですが、多分こんなものをじっくり 観察できるのは今この瞬間だけ。一期一会。 いやな一期一会ですね。
つーか天神から終点の姪浜まで食いまくり。 いや、おいらが乗ったときにはすでにお食事中だったので 多分博多から20分間食べ放題。 まあ実際は鼻くその埋蔵量なんてたかが知れてるんで 徳川埋蔵金探しのようにむなしいカラ掘りなんでしょうが。
人間酔うと何するかわからんから怖いね。 つーかこのオヤジは酔うと鼻くそを食べる癖があるんだろうね。 友達には欲しくないなぁ。嫁さんとかもう諦めてるよな多分。 つか嫁がいるのかどうかも知らんのですが。40代痩せ型。 肩章つきの水色シャツなんか着てたからあやしいもんです。
その後、終点に着くとそのオヤジは何事もなかったかのように 目覚め、電車を降り改札への階段へ…いや、ふらふらした 足取りで反対側のホームに向かい、座り込み、そしてまた 鼻くそを食うのでありました。あーやだやだ。
2003/08/25(月)
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